「ぽつんと一軒家」、「なぜそこ」などの田舎も田舎 超山奥の家を訪ねる番組をよく見る。訪問しての典型的パターンは 老夫婦70代が多いように思う。また彼らの田舎に引っ込んだ理由が40~50歳での父親の死と母の独居が引き金になったと言うことが多いようである。

実を言うと おじさんもほぼ同じような理由で年齢もほぼ同じである。平均年齢が75歳前後と考え、逆算的に考えれば一世代25~30年と考えれば良いかと思えて来た。最近は初婚年齢が上昇中あるいはと言うこともあり、崩れていくことは確かなようである。

世代交代期間が伸びて来ると、経済的に心配なことになる。所得の変動と住居費・教育費などが掛かる費用と乖離してくる。歳取って多額の教育費に悩んだり、住居の広さ・間取り・家賃などで無理が出て来る。

おじさんとおじさんの同級生など身近な例で考えると、歳取っての子供の大学進学は老後資金の取り崩しにつながる。従って親が稼げている年代であれば、何とか工面も付きローン設定も何とかとなる。しかし持ち家のローン30年を考えれば30歳スタートで60歳完了。35年ローンであれば65歳で完了となる。今なら嘱託定年であり、給料は55歳前後の半分と言ったところであろうか? 子の巣立ちが55歳を超えれば、老後資金・教育費が対立し難儀が予想されること必定である。

また おじさんとしては奨学金などを通じて 常にインフレを誘発する機運が生まれることを期待している。インフレが起きないから返済の負担感が大きいことを直視すべきと思う。今は借りたものが返済できないから・・免除するなどを実施するとの方法が単純すぎると思う。長期的にはインフレにより個人の負担感を減らすのが自然で良い。住宅ローンも然りと思うが、日本ではインフレ・値上げ反対の声が大きすぎる。

おじさんも年金生活者として短期的には困るが・・将来年金の補正がなされることを考え我慢することも必要と思っている。社会は金持ちだけでもなく、貧乏人だけでもない。今一度 この社会システムをどうするべきかを考える時代と思う。

対策

どうするかと言っても子供が大学卒業した時点で、親の年齢が55~60歳を狙うしかない。そうでなければ子供の大学進学を諦めてもらうか、子供独自で道を切り開くことを前提にすることである。従って子供が生まれるのは32歳が理想であり、子供の人数を2人とすれば35歳までとなる。

日本の2022年 平均初婚年齢は夫31.0歳で前年の31.2歳より低下し、妻は29.4歳で前年の29.6歳より低下。 男女とも初婚年齢が下がっているとのことです。

この状況では授かり婚となればラッキーなことと思います。親としては・・手放しでは?と思えることですが・・将来を考えれば 半分喜んで・・仕方なし。離婚すれば悲劇を予感させる事態にもなりますが・・未来を信じるしかありません。

こんな観点で少子化対策を考えれば、教育資金か住宅資金に余裕・補助があれば・・とスグ思い至る。住宅は個人の資産に係るので、平等性を考えれば一様な取得減税などしか方策はない。また会社勤めをしていた頃を思い出すと、おじさんの住宅は借り上げ社宅などであった。同時期に家を建てた友人は転勤させられ・・泣きの涙でローンを支払っての単身赴任であった。あるいは転勤させられるまま転勤し、定年後地元に家を新築したものもいた。人それぞれである。

再度 教育費に話を戻し・・おじさんの経験から言えば、高校まではどうにかできる。母子家庭・ひとり親などでなければ、資金的には何とか出来ると思う。問題は大学進学である。

子供が大学に行くべきかという問題を生まれた時から考えないといけなくなる。おじさんが20歳頃までの社会の風潮は・・学力が無ければ諦めろ。我が家は貧乏の一言で終わった。行きたいなら防大・保安大学校など下着以外官給品で給料在りを目指すしかなかった。

奨学金も返済不用の給付型も出来る時代のようである。そろそろ 子供にも現実を直視させる時代になったとしか言いようがない。教育費(学費)もオープンに話さないといけない時代である。アメリカのように変わるチャンスかも知れない。

おじさんが高校生の頃 県内有数の普通科進学校であった丸亀高校に通いながら、銀行に就職された方がいた。その後おじさんが大学に進学した時、銀行口座を作るため大学最寄りの支店を訪ねた際 そこで仕事をされていた。多くが大学・専門学校に行くことの無かった時代の現実である。

今 日本は単純にそこに返ろうとしていると思う。見栄を張ることなく家族が話し合うことが必要な時代と思う。政治家も国のシステムをどうするか考えるべき時である。

おじさんの経験で話せば、文系であれば新聞配って アルバイトして奨学金を貰えば・・学費も安くなんとか出来た。特に優秀であれば地元の奨学金などが存在した。この時代インフレが激しく、高いと思った学費なども2年も経てば3/4位と思える金額に思えた。

まだ未確定であるが 親よりも豊かになれない時代を迎えた以上、子供も親も覚悟を決めて活きていくしかない。あるいは・・アメリカのように大学での教育費は奨学金あるいはローンと出来、親の負担なしとなって・・話が解決する。

後日子供は返済に追われるが・・仕方なし。アメリカでは常にインフレになっていなければ、学資を借りた子供は 自らの学資ローンが払えなくなる。常に高給そしてインフレを期待することが アメリカのパワーエリートの中に流れる原因と思っている。

投稿者

おじさん

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