昨日 初めて孫が絵をかき、何かいたのと聞かれ「ヘリコプター(実際はチャプチャプター?)」と話す動画を見た。もう何か意思を持ってものを見て、それを描くようになったことが喜ばしかった。また拙くも聞かれれば答えるということを見て、かくも成長するのかと・・思い至った。まあ 爺馬鹿なネタである。
人間が成長するには時間がかかる。それでも地球での生物を見ていると、人間の子供を持つ際の「胎生(たいせい)」は環境の激変する中で子供を地上あるいは海で 一定の生存可能な大きさまで育てる得る手段として得られた生命史の一つに挙げられる。現在では哺乳類のみならず一部の恐竜・爬虫類でもあるとのことである。
しかし人間は哺乳類としては最も未熟な状態で子供を得る。牛馬などは生まれて1時間もすれば自らの足で立ち上がり、初乳を飲む。更にアフリカなどのシカ類では生まれて数十分で走り出す。ライオンなど肉食獣から逃れないといけない定めは厳しい。
人でも動物でも 体内で発生した時から成長する過程は 人類まで進化して来た歴史を繰り返す。母親の体外に生まれるという前に何回もの細胞分裂を繰り返し、大きくなっていく。その過程で 少しでも遺伝子の乗り換えミスがあれば、障害を持つ場合もある。それ故 五体満足であれば・・と思いながら子供を待ち望んでいた。
人間は2足歩行開始から超未熟児状態で生まれるようになったと推察している。遺伝子上は5%程度の差しかないチンパンジーなどと比べても 遥かに未熟状態で生まれる。ハイハイするのに約8か月、2足歩行するにも1年以上が普通である。そんな状況を考えれば超未熟と言うことはご理解いただけると思う。
親心
「這えば立て 立てば歩めの親心」と言われるが・・中々人の欲を理解し表現していると思う。
おじさん自身も子供にそう感じたことを覚えており、今では孫に向かっていると思っている。出来ることの条件・範囲は常に意識している。子育ての大半は親がやるべきことがメインであり、助けなどを求められたときに手伝えば良い程度と思っている。奥さんが 頼まれいそいそ張り切って出かけて行くのを見てるだけで・・十分と思っている。
現在年金とアルバイトで生活しており、老後の貯えも多くないので、それなりの暮らしとなっているので、おお甘な超爺馬鹿になることは難しい。まあ何とかなるさと日々を過ごしている。
話が大きく変わるが、先ほど知人の不動産屋さんが来ていた。最近は農地を処分したい方が多いらしく、安いけれど忙しいらしい。親の代からの不動産屋でもあり、ばあ様も懐かしそうに話していた。横で聞いてて・・そこまで話しちゃダメと言うことまで会話が弾んでいる。
知人が不動産屋として現役復帰?を言われたが、とんでもないと答えた。まあ 世間の我儘な年寄りと若者を相手する面倒臭さと、ばあ様を考えれば 今のバイト生活が楽で良い。
ばあ様を見ているのも・・子守に近づいて来た。ばあ様本人は意識していないようだが、確実に子供に近づいている。そんなことから 仕事と生活は「これでいいのだ」と思っている。