基本的には おじさん年金制度廃止は反対です。おじさんが子供の頃 おじさんの爺さん婆さんは年金を貰っていませんでした。国民年金も納めていなかったようです。父の時代には年金制度があり、父自身は厚生年金・国民年金を掛けて受給していました。国民皆年金制度は1960年代に始まりました。

子供時代 父が婆さんが寝ている横の棚の財布に毎週お金を入れていました。婆さんはほとんど寝たきりに近かったのでお金を使うことはありませんでした。その流出先はおじさんでした。孫は可愛いのか?おじさんが可愛かったのか?・・小遣いを貰い過ぎて 父から何度か怒られたのを思い出します。

そんな訳で 基本的に年金制度の廃止は反対です。おじさんの父が爺さん・婆さんにしたようにすることは 今後は難しいと感じるからです。またおじさん自身が子供の世話を受けることにも躊躇があります。世代間で持たれ過ぎず、支え過ぎず ゆったりとした関係を持ちたいと思うゆえの話です。

一昨日 年金受給初心者として書いている際に、各種記事を読みながら感じたことを書いていきます。

韓国の国民年金

韓国の無年金率は54.1% 韓国の高齢層(55〜79歳)の半数以上が、年金を一銭も受け取っていないようです。年金制度は古くからありましたが、国民皆年金になったのは2000年直前と歴史も浅いのでしかたがないのかも知れません。

日本の無年金率は3.5%です。日本では『65歳以上で年金の収入が無い人は602,554人います。 これは同世代の総人口の約3.5%です。

その為か 日本のホームレス同様に韓国の老人は段ボール・廃品回収・高齢者交通無料パスなどを利用して宅配仕事などをするようです。なお 極端な話ではバッカスおばさん(バッカスは日本で言えばリポビタンDのような飲料)と呼ばれる老女の売春まであるらしい。

韓国国民年金の金額も政府統計で月に約6万円とされるが、調べると最多範囲は3万円のようである。現在 韓国は日本より物価は高いので、その悲惨さが見えて来る。そんな中で老人の自殺を調べると高い。儒教の国と言われ、おじさんが若い頃は在日朝鮮人であった友人から「タバコの煙が行くことさえはばかり、爺さんの前ではタバコは吸わない」などと聞いていたが・・現状を調べると隔世の感がある。

日本では年金制度の改正がある度に、「年金は廃止すべきだ」との声が聞かれます。

年金廃止となれば、韓国に近くなると見込まれる。以前 掛け金を納めず無年金の同級生が、賽銭泥棒をしているところを監視カメラで確認したので、「注意してやれ」と先輩から言われたことを思い出す。背に腹は代えられない所業とは思うが・・どうしてもやれない。最低 同級生のような境遇に、多くの人がならないことが大事である。

同時に年金を廃止しても国民の負担は変わらないと思っている。

なぜなら今の年金受給者は、主に現役世代の保険料によって支えられている。もし年金が廃止された場合、高齢者は自分自身の貯蓄や子どもの仕送りに頼れない場合、生活保護などの制度を利用することになる。その財源は現役世代の負担となることが見込まれる。

なお 生活保護の原則として自分の財産をすべて使い果たしていることが条件で、親族がいる場合は親族の援助が優先されます。そして 生活保護は全額税金となるため、申請者が大幅に増加すれば国にとっても大きな負担となります。

以上のことで 年金廃止は子どもや現役世代に一気に大きな負担をかける恐れがあります。年金廃止は人の生きる連続性などを考えていない話です。

年金の形

現在の年金制度は、必要な財源を国民の年金保険料から用意する「賦課方式」が基本となっています。しかし おじさんなどは半ば「積立方式」と思っている。

年金制度は最初 積立方式から始まりました。積立方式はあらかじめ決められた保険料を支払いながら運用しつつ、老後に積立金と運用収入を年金としてもらう形式であった。

積立方式をやめるきっかけになったのはインフレでした。積立方式はインフレによる価値の目減りや運用環境の悪化があると、運用収入の範囲内でしか給付できないため年金の削減が必要になったためです。韓国の年金は国庫からの支出もないため、低額となっています。隣を覗いて・・まあ 日本国民は保険料率も高いが国庫負担もあり、それなりの年金を貰えていると思え、それなりに評価するべきと思います。

現在の日本の年金制度は賦課方式を基本としつつも積立金の運用も行っていることから、賦課方式と積立方式の良いところを組み合わせた年金制度となっています。受給する側には幾らか有難いシステムと思います。

投稿者

おじさん

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