見栄は必要なことだが、過ぎれば危機を招く。最近 勝ち組と思われていたサラリーマンが、リストラ・負け組転落などの記事を読むと仕方がないかと思ったりする。

読んでみると記事を書く方も、書かれる方も「板子一枚下は地獄」とお判りでないことと気付く。良い環境で育ってないのだと思う。心と体で分かり かつ親から教えられる育ち方をしていれば、豊かになってからの暮らし方、堕ちていく時の生活・カバー力なども違うと想像できる。

それに奥さん・ばあ様の言葉に「小さな子供に言っても 分からない」で済ますことが大方であったことを思い出す。子供の独自性を見ていないようで・・じゃあ いつ教えるのとしばしば思った。

世の中には不平等なこと、恵まれぬことなどは多い。親の所得・ステイタスなどの為 子供同士でもそんな落差を感じたりするものである。そんな時 親からキッチリ説明されるなど、丁寧に育てられた場合は良いのだが・・中々そうもいかない。親も見栄があり 正直に話せたかに疑問も付く。

見栄は普段から無くしたいことである。本当の実力はどうなのか?自身に身に付いたものなのか?普段から自らに問うことを忘れてはいけないことである。

平家を滅ぼすは平家

歴史でも 平清盛を取り上げ「平家物語」の「驕れる人も久しからず」と表現されている。栄華を極めている者も 力と地位を頼みに勝手なことをしているとすぐに滅んでしまうという意味である。だがおじさんは 眼前の成功や勝利への戒めとして用いられることではなく、子供も含んだ話と思っている。

平清盛

日本の平安貴族社会の話として「位打ち(くらいうち)」と言う言葉がある。あるいは「高転び(たかころび)」とも言われる。旧日本軍でもあった 日本伝統の敵対的相手を潰す方法であった。

「位打ち」というのは、公家伝統の優雅な政敵排除方法であり、「潰したい相手の位をどんどん上せて自滅を待つ」という方法です。源義経なども似たようなもので・・源氏一門の内部崩壊を狙っての官位の授受がされた。

  • 増長して人格が荒廃する(ローマ皇帝ネロ)
  • 嫉妬を買い、盟友まで敵になる(ローマ皇帝カエサル:ブルータスお前もか)
  • 仕事を覚えるよりも早く出世する(現在も会社でいくらでもあること)

   無能だが依怙贔屓(えこひいき)で出世など派閥力学などとされる。

古今東西多いことかと思っています。

ところが 稀に 地位が人間をつくり、高い地位にふさわしい人間になって大成功という人もいるようです。そうなっても 菅原道真の如く別のやり方でやられたりします。

好調の最中に はしごを外されて転げ落ちる。世間には難儀なことに 色々悪質な人間がいるので注意して生きるのが基本です。そんな中で 見栄を張るなど自殺行為と分かる。分からなければ・・育ちが ある意味悪いと言うことです。

余計なことですが、おじさん小心者なので 稀に成功した方には「最初から応援していた」と臆面もなく言えるタイプなので・・平気です。サラリーマンの基本処世術でもあり「ヨイショ」ネタです。

藤原道長

藤原氏は平安時代を通じただけではなく、名前を辿れば戦前の政治・経済まで継続していた。下手すれば現在もと考えられる。そのスタートである「中臣鎌足」は除き、中興の「藤原道長」あたりが重要と思っている。

藤原道長・・おじさん 道長より縁側板の板の形・黒い点クギ?など 悩み突っ込むタイプです。

「藤原氏の継続性はどうして出来たのか?」と考えている。運などだけではこれだけの継続性は考えられない。おじさん時間が出来 読んだり考えることなど色々出来るようになったが、体が・目が・頭がと言うようになってきた。まさに 古人の言葉もっともと考える年頃である。

少年老い易く学成り難し

投稿者

おじさん

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