おじさんこれまで周囲にいた人間を考えると、運不運の起点はどうも健康維持にあるらしいと考えている。
おじさんも該当するのだが、サラリーマンをしていたが家庭の事情により、辞表を叩きつけて会社を辞めた。そんな同様の方は大勢と思う。おじさんは妻子を養うことを優先したが、家族がいれば 皆同じようなものと思う。それを助けてくれたと言うか 余裕を与えてくれたのは会社員時代の貯金であり、次は健康であったと思う。
仕事を辞めても生き抜くことが基本である。貯金はさておき、生活費を稼ぐ為には分の悪い仕事・体を酷使する仕事は当たり前であり、耐えられる健康な肉体を維持しておかなければならない。おじさんが自分の家族に「バランスの良い食事」をするように言うのも、健康維持するための基本が食事と考えているためである。
贅沢でなくて良い 高価な食品でなくて良い、安くてバランスの良い食材はたくさんある。旬の野菜を食べ 肉・魚介類を好き嫌いを言わず食べることが基本となる。体を定期的に動かし、常に良好に努める。そうかといって多少無理をしないと・・兼ね合いが難しい。
さて、話を原点に戻すと、スタート地点は なんらかの理由で仕事をなくしたケースである。再就職した時には 予期できない事態がしばしば発生する。それに対応するには健康な体だけである。
また 仕事自体が過重と思えるものもある。そんな時は体を壊す前に辞めるべき・転職すべきと思っている。
何時までも若いままの体は維持できない。誰にもあることであり、他人事ではない。「何時までもあると思うな金と健康」である。
40代
40代、50代のときに仕事を失い、再浮上できないまま破産状態に追い込まれる人も多い。ちょうど この頃が肉体的にも落ちている最中である。本人が思う程 酒とたばこなども加わり 体は上手く維持できていない。疲れを酒などで癒して我慢していたことが・・効いて来る。
バブル崩壊の煽りで、会社が潰れあるいは自営していた会社が倒産。40代 事務系から土木作業など体を使う仕事になると、ケガが多く体調を崩す。見ていると慣れぬ仕事で貯まった疲れを酒で紛らわし、誤魔化し誤魔化し使っていることが見えることもある。
50歳を前に整理解雇。その後は転職もできず貯金も尽きていった奴もいた。子育ての最中でもあり、無理しても仕事について稼ぐしかなくなる。頑張っていたのに 離婚・自己破産してしまったのもいる。
若くても 転職活動もままならなくて、精神的にも病んでしまうこともある。
人は 如何に心と肉体の健康を維持するかが大切である。
老後
医療の進歩もあって、ばあ様のような高齢者でも元気な方も多い。退職後を第二の人生ととらえ、積極的に行動する人が増えたが、その分 交際費などが生活を圧迫している場合も出て来る。あわよくば 定年退職後40年生きることも珍しくないようである。
長生きのためには「アクティブであれ」といわれるが、積極的に行動する余裕がある高齢者がどれだけいるのか。そして そんな行動によって得られた長寿が、老後破産という悪夢と直結する皮肉も発生しかねない。
人生 一瞬先に何があるのか分からない。出来ることは自身を第三者の視線から見て 自己コントロールするだけじゃないかと思う。自分が常に正しいと思わず、謙虚に生きること。常に相手をリスペクトすることを忘れてはいけない。
そして おじさん自身のことであるが・・最後は程々で良いと思っている。ピンピンコロリ ボケなうちに、皆さんの迷惑とならないまでと願うだけである。
長生きしてボケたら 御免して!