先日 ペイペイ運用の新しい「逆チャレンジ」をボーナスポイントで始めていたが、ボーナスポイントが加わるので運用している状態がよくわからない。1週間ほどして、ペイペイ運用にもコースが出来たので、早速チャレンジと逆チャレンジに1000円づつ3回 3000円を積み立てた。
案内を読む限りは 江戸時代のコメ相場での現物と先物の同時売買と同じ結果になる。従ってタイミングにより両者の合計はプラスマイナス0となる。一方がプラスになれば 一方がマイナスになる。従って両方に同額積み立てれば、安定資産積み立てと見做せる。解約タイミングを上手く利用 いいタイミングで解約して、利益を取ることが要点になると判断している。
一昨日NYダウが落ちたので、逆チャレンジが増加して以下のような残高になっていた。本日はNYダウがアップして逆チャレンジが減少、チャレンジが増加しています。
チャレンジ:2918円 逆チャレンジ:2909円
金額が両社ともマイナスになっているのは積み立て手数料を引かれたからと理解している。現物と先物の売り買いに近く、組み合わせと決済のタイミングにより 緊急時の避難先など上手くやれば 利益が安定して取り出せるかと思っている。
運用される方のポートフォリオによる使用も面白いと判断できる。債券で安定的に運用するフラットコースを株式で出来る可能性も考えられる。大きく増やせることはないが、キープに使える組み立てが出来る。使い方によっては面白い商品である。
本日は少し時間がありますので、通貨とビットコインについて少し長く おじさんが思っていることを書いて置きます。おじさんは基本的に仮想通貨は手を出すべき商品ではないと思っています。
通貨
以前 仮想通貨は将来についてダメと判断している旨書いたが、ほぼ想定通りの仮想通貨の変化中である。通貨の持つ意味をどう捉えて変わって来たかの歴史的変化を考えれば、色々見えて来る。
ギリシャ・ローマなど 古代より一部の場合を除いて、各国において発行される通貨は金や銀などの貴金属を用いて発行されることが多かった(本位貨幣、正貨)。
しかし経済の拡大に伴い通貨を発行するだけの貴金属が不足するようになると、貨幣制度の根幹をなす貴金属の通貨を定め、その貴金属にいつでも兌換できることを保障した紙幣を発行することで通貨の流通量を確保するようになった。これが本位制度である。このあたりの経過を江戸時代後半から明治にかけて見ていれば実態まで理解できる。金による裏付け金本位制、銀による場合は銀本位制と呼ぶ。
これが経済の拡大そして世界恐慌により金本位制は機能しなくなり、管理通貨制度へと移行した。第二次世界大戦後ブレトン・ウッズ協定によって金1オンスを35アメリカドルとし、世界各国がそのドルにペッグするという変則的な金本位制(金・ドル本位制)が成立した。しかし おじさんが子供の頃 1971年 アメリカのニクソン大統領がアメリカ・ドルと金との兌換停止を発表して崩壊した。以後各国は完全に管理通貨制度へと移行した。
管理通貨制度とは、各国の政府や発券銀行が、経済を調整するに通貨の入出を管理する制度のことである。管理通貨制度では、その国の政治・経済状況が貨幣の価値を決める。その国の「信用」によって(国際金融や外貨準備と照らして)、その国の貨幣の価値は安定したり不安定になる。
日本では 日本銀行が中央銀行として、通貨を保証しなければならず、通貨の価値を下げないよう、つまり物価を安定させなければならない。インフレーション(物価上昇)、デフレーション(物価下落)のどちらの現象も回避するため、中央銀行は通貨供給量の動きを監視し、市場に出回る通貨量が適量になるように調整する。この通貨保証と操作がなければ、税として収納したものが無価値と言う事態に陥る。当たり前のことを中央銀行は実施しているだけである。
仮想通貨
現在為替によりお金自体が株あるいは有価証券のように流通し、お金自体つまり通貨自体が市場を構成する状態作り出している。
さも これが人を錯覚させるとおじさんは思っている。為替相場のベースには国家の通貨保証があるから存在出来ている。無価値になる事態はないことを忘れてしまっていると思う。FXなどは只の為替差を取る行為である。
例えば 仮想通貨ビットコインの信用を支えるベースは何か?どこが換金性を保証するのか?などしっかりとした保証を与える国家・組織などはない。従て信頼・信用が崩れ出せば・・・行くところまでというのが常識と思う。仮想通貨に転換点があるとすれば、国家などに拠らず信用を支えるシステムを持てるか持てないかである。
ブルームバーグの記事によれば、 暗号資産(仮想通貨)はまだ下落する余地があると、ベテランファンドマネジャーのマーク・モビアス氏が予測した。 モビアス・キャピタル・パートナーズの共同創業者であるモビアス氏は28日、同氏が考えるビットコインの次の節目は1万ドルだと、シンガポールでのインタビューで指摘。デジタル資産は「危険過ぎる」として、自身や顧客の資金を投資することはないと言明した。
「しかし依然として仮想通貨を信じている投資家もおり、存続はするだろう」と続け、仮想通貨交換業者FTXの破綻にもかかわらず、「ビットコインの相場が持ちこたえていることには驚く」と語った。
おじさんも人々が熱狂している間は儲け話もあるが、基本的に通貨としての要件・条件を持たないため、人の熱が冷めれば・・・と思っている。バブルと同じ構造である。従って何事も基本のところで考えるのが大事と思う。
最後に ペイペイの資産運用の逆チャレンジは使えるか?と思いましたので、お小遣いでチャレンジしました。しばらく様子を見てどうするか決めていきます。付き合う恋人同士と同じで惚れすぎたら、見えなくなります。どう判断していくか?利用するか?が問われることが多い時代です。お金は持っていませんが・・スケベ心というか好奇心はたっぷりあります。
顔の良し悪しじゃなく、使える才能に溢れる人・ものとは付き合いたいと考えるおじさんです。そしてのんびり付き合うことも大事と心得ています。では!