バイト先に新人の方が入った。入ったとはいえ退職高齢者 周辺の店舗(ガソリンスタンド)で便利屋さん的使われ方をしている。年齢は63歳 某自動車メーカー退職後の就業である。危険物の免許は当然持っている。どうも常務はの同級生らしく、退職後帰郷したものの・・暇でということで、働き出したらしい。

店長が 大企業を定年退職して、田舎の同級生に便利に使われて・・しょうもないなどと言っていた。しかし おじさんなどは仕事することが大事と思っているので、しょうもないなどとは考えない。本人のポリシーのままにと思う。

しかし店長から すぐにマニュアルありませんかと問われるそうで・・おじさんも接していて やはり大手の現場に勤めた経験がさせると・・「ガッテン」した。

年金&退職金

新人の話を聞いていると 年金+企業年金+退職金(年金方式)としたので、約30万円/月になるとのこと。羨まし限りである。朝 玄関を開けてお日様に手を合わせ、散歩に出かければ・・1万円である。なお 彼に話さなかったが、税金・保険料その他もあるので、実質約8割の手取りとなる。

多分 企業年金と退職金(年金方式)の支給が始まっているので、現在は15万円/月以上の所得がある状態と見込める。働かなくても それなりに貯金を幾らか崩せば、2年程 65歳の厚生年金支給を待っていれば楽勝である。

おじさんのことを聞いていたのか、いろいろ手続きなどについて聞かれた。社会保険事務所の所在、手続き書類などについての一般であり、スマホで地図などを出してお教えした。

逆にこちらから 企業年金と退職金の分の年金受け取りが終身か終身で無いか?受け取りも本人存命中のみか否か?と聞いたが お分かりではなかった。まだまだ退職初心者である。

企業年金・退職金(年金方式)

彼には話さなかったが、ほとんどの企業年金・退職金(年金方式)は本人存命中は支給。本人死亡後は奥さんには支給はない。おじさんも同じ様な保険を掛けていたので、おじさん存命中に分割支給されるが、75歳後は支給されない。従って奥さんは おじさんの厚生年金の7割受給となるか?本人の掛けた年金受給いずれかのみとなる。また退職金(年金方式)も80歳前で、多くの場合支給は終わる。その歳なら制度的にもお金は要らないようになってます。

おじさんの先輩で同じ形式で受け取っていた方がいたが、夏ゴルフの最中 心筋梗塞となり68歳で亡くなった。結果 奥さんの受給額は厚生年金の7割のみで、企業年金・退職金は一時金として200万円程支給されただけで・・退職金は一時金方式で貰うべきだったと悔やんでいた。本人の選択と本人の寿命そして信託トラブルを考えると、判断は難しい。

また別の先輩も 同様の東証一部の会社に勤め、退職金は一時で受け取った。話によれば 現在の年金実質手取り金額は15万円プラス/月と聞いた。

企業年金は個人所得になるので支給時に源泉徴収。そして厚生年金は税金・介護・国民健康保険などで実質2割程は持っていかれます。また 企業年金等を受け取っている方は年末の申告対象です。

色々書いたが、企業年金・退職金などは会社により制度が幾分異なる。詳しくは退職時に受けた案内を確認されるのがよろしいかと思います。

投稿者

おじさん

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です