最近 経団連トップなどから 保護に慣れて、おねだりばかりする大企業の経営者の姿勢と思うことがある。「法人税率を引き下げ」「円安修正のための介入・補助」など、日本経団連など最近の経済団体は、政府に対してストレートに保護を求める。いつからこんなに弱虫・草食系になったのか・・・?

過去からも同じ様なことを繰り返す。リーマン・ショック前後での記憶を整理すれば

■ リーマン・ショック前の円安期に、輸出を主力とする企業は空前の利益を上げた。その時期には沈黙していたのに、9月に円高が進むと「介入は何らかの形でやってほしい」(日本経団連の米倉弘昌会長)と政府に円高介入を要求した。

■ 中小企業ならいざ知らず、日本を代表するような大企業で構成する日本経団連ならば、為替相場の変動に一喜一憂しないのが誇りというものだ。円高が「異常」だと考えるなら、海外の企業買収などに乗り出す絶好のチャンスではないか。

■ 円高への対応は、政府への要望ではなく、行動で示すべきだ。

現在の円安でのコメント この逆を言っているだけのように思っている。おじさんは国内の中小そして途上国を考えると今の儘が良いと思う。

UNが各国中央銀行の攻撃的な金利引上げによるグローバル景気低迷で発展途上国が深刻な危機にあっていると金利引上げ自制を要求した。UNの機関であるUNCTADは10/3(現地時間) 年例報告書とともに発表した声明で 「過度な緊縮政策は一部国家で景気低迷と不安定をもたらすことになる」と明らかにした。「中央銀行が景気低迷を起こさないで 金利を引き上げて物価を低めることができるという信頼は軽率な賭博」とも言及した。なお アメリカ合衆国などはこの先頭を走っています。我儘極まり、つまるところ肉食系ですかねぇ?

草食系

日本を代表するような大企業の経営者は、今やこのレベルにどうしてなってしまったのか?

今の日本の大企業の経営者は、ほとんどがサラリーマンから出世して トップの座に着いた人たちです。あるいは 営業職を経てキャリアアップ後 取締役として業界内を横に渡り歩くなど、プロ経営者としての形もある。トヨタなどを除けば 創業者社長・創業家社長はほとんどいない。

先日 故稲盛和夫さんを回想する番組を見ていてふと思った。出世していく過程で数々の審査があり、その間にアクの強い人やクセのある人は排斥され、結果として無難で何の特徴もないいわゆる「草食系」のような人が多く残ったように思った。

審査は減点主義的になりがちですから、その結果がこうなることは予想の範囲内とも言える。

そして活力を失っていった大企業は、自然淘汰されて・・・それが自然の摂理のように感じます。

下請け

松下電器は下請けの京セラに対して 厳しい値下げを持ち掛けたようである。その中で

稲盛氏が達した悟りの境地 「下請けいじめは愛のムチ」と考えとある。

要求を黙って飲み、「どうやったらその値段で採算がとれるか、必死に考えました」その結果、値引き交渉をされることへの煩わしさもあったのだろうが、「言い値」でいいという交渉で通したらしい。結果、松下の厳しい要求にもきちんと利益を出すところまでいったのだという。稲盛氏の言葉によれば

「大企業に値切られ、生き血を吸われると発想した経営者は自滅し、私のように『下請けいじめは愛のムチ』と発想してその困難に敢然と立ち向かったところだけが生き残ったわけです」

なかなか難しいところです。おじさんが思うことなんですが・・「一将功成りて万骨枯る」というような話とも思えます。大人しいブルーカラーと 我儘なホワイトカラーの関係を忘れたようにも思えてきます。基本的に 資本主義世界は自分の座っている椅子の足を細く削ることが要求されます。単純な評価も難しいところです。

おじさん そんなひねくれものですので「武勇伝」語ることなく、肉食系で好きにやるのが一番と思っています。だから偉くなれないし、会社も大きくならなかったとも思います。

そう言えば 昨日車検に出す日の打ち合わせで、自動車屋の友人のところに寄りました。車検は昔と違い、運転も大人しく 部品の無条件交換などしない「梅レベル」と伝えました。その時 子供の話になり、年頃なのでお姉ちゃんに関心を持ってもらいたいが・・・ないので草食系かな?と言っていました。多分大丈夫なように思いますが・・先日おじさん お姉ちゃんと一緒にいるところを見ました。あれは違うのかな?実のお姉ちゃんかも知れないので、何も言わず帰りました。

最近若い子見ても、お姉ちゃんの顔が同じように思います。矢張り歳でしょうか?

ネット検索していたら「絶食系」まであるようで・・世も末です。自然に心の趣くまま暮らせば良いのにと思います。勇気を出し 自分が怪我をすることも覚悟してが一番楽しいと思います。「火中の栗を拾う」覚悟が無ければ・・・面白くもない。

投稿者

おじさん

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