現在の状況を考えていると、どこかで付けを払わないといけないところに進んでいるように思う。例えばヨーロッパのエネルギー関連は ロシア産を止め、市場にて調達している。
現物市場は機能しているものの、問題はデリバティブ取引に集中しているとし、デリバティブ取引を支えるためにブルームバーグが必要だと試算した金額は1兆5000億ドルとある。
この支払い支援で政府が流動性を拡大しない限り、市場が機能を停止する恐れがある。
エネルギー危機は、公共料金を押し上げインフレを加速させているだけでなく、激しい値動きの中での取引を保証する資金をも飲み込もうとしている。エネルギー市場が機能停止に陥らないよう介入を求める圧力が増している。
ドイツもパイプライン会社を国有化したようだし、年末には面白いことになるかもと思っている。ヨーロッパ各国は似たようなものと思っている。
一方で アメリカは個人の収入が上がったとしている。しかし良く見ると、求人の過熱により先入社の社員の稼ぎを新入社員が追い越す事態が 多発しているようである。これじゃ 先入社の社員は退職して、新たな求人に多くの方が向かうことになる。求人と人件費のイタチごっこが始まっている。失業と求人その狭間の中で何が起きているやら・・・?
求人する企業は どこかで貯まりに貯まった付けを払わないといけない。
年末年始は付けの清算の時期。年末年始に「付け払い」に追われると思いながら見ている。金融緩和でジャバジャバになり、インフレを抑えたい国と日本のようにインフレ傾向はあるが、何とか抑えている国では政策に差も出て来る。
横並びを求めるのは仕事の出来ない奴の常。我が道を行けばそれでよい。
日本
本日の日銀会議でも緩和の継続が確定したようで・・「どうぞこのまま」という状態である。今 金融を弄れば、コロナに追われた中小企業あるいは住宅ローンの借り手に打撃が強いと思われるので、至極当然のようにも思える。微妙なさじ加減で済みそうもないので、スイッチオフのままでいるのも正解とも思える。
おじさん食いしん坊なので「食」に例えると、スパゲッティナポリタンを食べながら、「スパゲッティ アルデンテと言うのじゃなくケチャップ味」「あくまでも日本料理。食べる基準が違う」と思うことが大事で有る。
TVなどでは評論家が好きなことを言っているが・・あんたの予想は外れても被害はないが、日銀の予想は外れたら一大事である。分かっちゃいるが一気には出来ないのが当然。東スポのコメントではない。
今 動けるのは内部留保を抱えた企業であるとおじさんは思っている。税制で内部留保を吐き出させることを考えないといけない時代かも知れない。東大出た賢い方々に 公務員キャリアとして高給を払って来た。退職後も天下りで各企業を斜めに縦断している。今こそ 彼らにご活躍頂きたい局面である。