アメリカでコロナ治療の請求書がツイッターで拡散したものを見たが、60日間集中治療室で合計は3億円となるらしい。誰が払うのか・・・保険会社か?普通の人なら破産して終わりである。考えれば こんなことがまかり通るならGDPなんかすぐ上がると分かる。
日本であれば保険が適用され、個人は高額治療との名目で支払いは2か月としても20万円そこそこしか掛からない。一時払いは発生するが後日 手続きすれば還付される。
サービスの提供に伴うのがGDPの増大につながるので、アメリカと日本では大きな差が出来る。もちろん生産性も大きく作用する。
おじさん 日本は先進国で一人当たりのGDPが名目上最も貧しいと話題に上ったが、医療費の細かい実態を考えると、幸せな国民と思っている。正直アメリカのようにはなりたくない。
日本は賃金も上がらなければ、物価も上がらない。オマケに医療費も健康保険などで安価となっている。生活しやすいのでこれでいい様に思うが、世界からの荒波が押し寄せるので変わるしかないので、色々心配になる。住む人間の満足度で判断すべきと思いつつ、学校の成績と同じで相対評価が悪すぎると困るので何とかしないといけない。
年明けから物価上昇、経済低迷となるスタグフレーションが見えてきたので、さあどうしょうと言っても年金生活者。バイトを1日増やし補填する程度しか当てはない。人間 心と体が健康であれば「どうにかなるさ」と歩くしかない。
裏取
ツイッターでの金額が信じがたかったので、検索していくと 今年8月のCNNのまとめを見つけた。
アメリカ合衆国で新型コロナウイルスに感染し入院した場合の平均的な費用は約75000ドル(約833万円)で、重症化して人工呼吸器の利用や集中治療室への数日間の収容を要すれば30万ドル(約3300万円)以上に達することがわかった。
調査は非営利団体「フェア・ヘルス」が保険金請求の申請内容などを新たに調べて判明した。同団体は医療保険費などの問題で透明性を求める活動を進めている。これによると、入院費などに関する交渉を終えて、患者側あるいは保険会社側が実際に支払った額は一般的な新型コロナ治療の適用では平均約3万3500ドル。より複雑な入院治療が要する場合は約9万8000ドルだった。
半面、保険に加入していれば、保険会社や患者自身が支払う総額は平均で約1000ドルだった。
他には 今年8月、高齢者ら向けの公的保険制度「メディケア」の加入者の支払額は平均で約2万2000ドルとする別の研究結果が公表されていた。
日本円に直せば CNNまとめ平均では800万円以上となる。どう転んでも恐るべしである。
また記事を読み進めると 保険会社がワクチン接種していない加入罹患者には、医療費を支払わないことを打ち出したらしい。そうなれば 個人の信念としてワクチン接種を拒否することなど絵に描いた餅となる。
日本国
14日間の待機を求められるので、週明けに帰国のピークが来るのではと考えている。更に発症しても日本であれば費用も安く、急ぎ国保に加入あるいは身内の健保に扶養家族として加入すれば問題なくなる。家族がいれば無理筋覚悟で・・20万円ほどで治療を受けられる。日本国は良い国と思う。
品の悪い書き方をすれば、感染に対して搭乗前のPCRに引っ掛からなければ、早期帰国を推進するかもしれない。近日の空港検疫を見ていると3500人で60人以上感染となり、国内レベルと比較してどうなんだろう?と思う。一週間前は10人台だったので確実に陽性率が上がっている。
また日本では ワクチン接種したくない者も、罹患した場合は平等に取り扱われる。最高の平等性が確保されている。
蛇足
最後に蛇足的に書いておきたいことがある。GDPなどの統計世界各国で微妙に取り扱い方が違う。この辺りを理解していれば、先日より 建設についてのアンケートの2重計上問題などそれなりの誤差と割り切れば良いと思う。それに関わらず 過去をより正確にしても、何の役に立つのか判らない。元々が概算であり大きく将来に影響を及ぼすとは思えない。逆にGDPが小さく成り 今からでも国連その他の負担金が減少するなら歓迎である。集計員の凡ミスで懲罰なしで終了すれば良いと思う。
例えば購買力平価基準が日本を追い抜いたとする韓国は、自国企業の外国での利益のみならず生産分を自国統計に含める。日本は利益のみ統計数字にしている。また研究費などの細目の取り扱いが違っている。従って韓国などには抜かれたと単純に聞いても「はて?」と思うしかない。だが知らなくて騒ぐ奴がいるから面倒くさい。
それ故 韓国報道などでも 統計上日本を追い抜いたと言いながら、生活実態との乖離を説明できない。国民も「購買力平価基準が良くなったのに、なぜ豊かにならない」ことに異論が挟めない。日本のマスコミでも「からくり」を知ってか知らでか、適当な記事を書く。
まあ 実質があれば良いと思うおじさんであるから、問題ないと思っている。労働生産性も同じようなものと考えている。物価が上がらないことは 国としての分配調整機能が効き過ぎているためであり、所得の増加・生産性を引き上げることを押さえている。その結果 国民間の不平等が 他国のように拡大していないことを感じる。