今年 春 おじさんには新たな孫が生まれ、正直ほっとしている。先日千葉で早産による出産により生まれた赤ちゃんがダメになったとのニュースが流れた。その後 コロナワクチンが妊婦に対して優先接種が導入された。優先は当然のこととおじさんは喜んでいる。そして この際、コロナと妊娠について考えていたことを書いて置きたいと思った。
おじさん 子供には言いませんでしたが、8か月を過ぎたと聞く迄はハラハラしてました。8か月過ぎなら問題なく育てることが出来ると考えていたからです。
おじさんは子ども一人が超未熟児として生まれ、小児病院に入院しましたが、数か月でダメでした。その際 主治医が後輩でしたので、忌憚なく色々聞き教えて貰いました。未熟児は順調に上手く育っても、障害が隠れていることを考えて注意しないといけない。早く生まれるのはリスクが高い。
また生物進化の歴史の本を読み、有胎盤類の赤ちゃんと母体の関係を知れば、母親が酸欠になれば体内の赤ちゃんはより以上の酸欠状態となり、ダメージを受けることを知っていた。
このため8か月迄はコロナに感染して、子供が肺炎になることを恐れた。今年春に予定日直前 なんとか無事生まれたことが嬉しかった。
胎児の酸欠は早産、発育不全など色々な問題を引き起こす。妊婦はくれぐれもコロナに罹患しないようにしないといけない。また年寄りなので余計に話すが、タバコも血中酸素濃度を下げる。その為 妊婦の喫煙は御法度!ダメである。
哺乳類
哺乳類のうち,卵を産むカモノハシ・ハリモグラの仲間(単孔類)とカンガルーやオポッサムなど小さく生まれ、その後袋に入れて育てる有袋類を除いたものを有胎盤類という。有胎盤類に人間も含まれる。胎児は子宮内で母体と胎盤で繋がり成長していく。
着床した胚はは子宮内膜に入り込み、子宮内膜の細胞は肥大・増殖して脱落膜を形成する。胎児の膜(絨毛膜 じゅうもうまく)と子宮の脱落膜は特定の部位で発達し、円盤状の胎盤を形成する。その2枚の膜の間に母親の血液を含む。胎児は、胎盤で母親の血液から栄養、酸素、二酸化炭素と老廃物を 交換して貰うことになる。この過程には 絨毛膜が介在しているので、胎児と母親の血液は混ざることはない。
この交換過程での酸素の供給は直接ではないので効率が落ちる。従って胎児は常にいくらか低酸素状態で育っている。そこに母体が低酸素状態となれば、胎児側からすれば交換できる酸素が減ることになる。低酸素となり過ぎれば胎児は・・・ダメになる可能性が高まる。
胎児の大きさが大きくなる前なら、母体の感染治療次第で何とか維持出来る可能性がある。しかしより酸素を必要となる大きさに成れば難しい。母親が大事に何か月も耐えたものが 台無しになる。こうなっては 周囲の方の見守りを期待するしかない。
明日がある
おじさん自身が未熟児の子を失くした経験から思うことは、次があると思う事が大事と思う。立ち止まって原因を追究しても 明日に繋がらない事をいくらしても何も生まれないし、救いもない。明日に繋げる、次は・・・しないと心を作ることが大事と思う。
サラリーマン時代 奥さんが妊娠したら、無事生んでもらうため おじさんは会社を辞める決断はしていた。上の子供を抱えながら奥さんが切迫流産の恐れなどで入院すれば、サラリーマン出来ないことを想定してのことである。その結果が 現在一番下の「ドラちゃん」であると当の本人も知らなかったと思うし、どこに転機があるかはおじさん本人さえ明確ではなかった。でも何とかここまで来てしまった。縁があったのかな?と思うことにしている。
仏教の話になるが、仏教で自らを救うものは自分自身である。本人が気づいてその場・心の闇から出ないと救いはない。原則 仏教では自ら悟りを開き気付くしかないと教えられている。そして自ら出て来たものに仏・菩薩は手を差し伸べる。
閑話休題
昨日 知人の再婚話を聞いてしまった。40歳後半なので式もしないし、入籍だけなので結婚祝いはいらないと言われた・・・出産祝いもいらないと思うが、もしかはあるある祭りとなることを期待はしている。知人もスグ50代・・もしかはないと言えないが、70代まで現役で頑張る覚悟がいるんだろうなと想像する。
誰も「明日は」と予想するが、実際はわからない。「なる様になる」と思うことにしている。