おじさんの住んでるところでも蔓延防止が始まり、居酒屋などの取材風景がニュースで流れていた。昨年からワンパターンの映像である。世間・マスコミに病院・医師の対応、政治の対応など態勢未構築を反省しろとワンパターンに言っている。そこでの取材の弁もそれに合わせて流される。
おじさん どの飲食店もだろうと思う。同じことをまた繰り返す。コロナを見越して弁当など対応を考えて来られたが、システム全体では大きく変化していかないのを不思議に思う。
ニュースなどで時短営業、酒類販売の休止を求められる状態で、飲食業に新しい業態が生まれていない あるいは新しいサービスが現われないことに、飲食業の将来に不安を感じる。
その中に在っても 時代に最適化しているのは千ベロ位じゃないかと思っている。だが正直あんな客単価では、料理を看板にした店は普通出せない。伝統と付いた料理文化の伝承には無理がある。営業している方でなければ判らないセンスがあり、料理を理解出来る方以外が考えるのは無理なことである。それゆえ何をしても生き残るか、新しい業態を始めることしかない様に思う。
横並び
おじさんが改善すればと思う点は 酒の値段を高く設定し、長時間の滞在・飲酒で 店が利益を得る構造が変わらないことである。コロナ時代は短時間で客を回転し、利益を得るべきと思っている。普通にある千ベロ方式と同様である。
料理単価が変わらず 従来通りの価格設定で酒類が出せなくなればジリ貧になることは見えている。現状の価格体系では、酔客の長時間滞在飲み物追加による売り上げに期待した仕組みであり、同時に客は長時間滞在により感染確率は 益々高くなる。
リモートワークなど社会が変化している時代に合わせ、商売のやり方も変わる時代かと思う。横並びに従来の通り長時間滞在を狙い、酒類の販売額にて利益を確保する。最終進化形態として最適化したシステムになっているので 今さら変更できないないのか・・・、とは言っても コロナは業態の変更を求める。
昔 スーパーが出てきたころ、既存の商店の多くは消えて行った。車の台数が増え、近郊のショッピングモールの大駐車場に車が並ぶころ、商店街も次々にシャッター通りとなった。今またアマゾン他がショッピングモールを脅かす。同様に飲食店は変化を求められていると思っている。
飲食店の営業時間帯変更、弁当などへの対応など、まだ少ししか飲食店は変わっていないと思っている。酒を扱う飲食店には より一層の研究をお願いしたいと思う。
マスコミ
おじさんは田舎でノンビリ隠居しているので、夜の街に繰り出すことも無い。情報として聞く限りは「既存店の経営・営業の難しさ」をマスコミは多く伝えている。
こんな時こそ違った観点で営業している店などを 取り上げても良いような気がする。パクリは発生するだろうが、付加価値を更に付け加える 新たな足し算経営・新発想な経営が出て来るかもしれない。
縮こまることなく 明日を変える意気込みで、若い方が歩まれることが大事と思います。
なお 経験上思うことは、スーパー・ショッピングモール・アマゾンと変化を見て来て、商売は「売り方を変える」ことに尽きるかと思います。それ以外では「売るものを変える」パターンもあります。
飲食店でどちらが当たるかは分かりません。餅は餅屋と思い、おじさんはこれと言った突っ込みネタは有りません。
メッセージ
最後 子供達に考えて欲しい事です。多くの 商売の変化は「売り方を変える」と「売るものを変える」パターンに分かれます。「差別化」「誰でも」「簡単」をキーワードにする営業・商売は 競争に揉まれる公算が大となります。レッドオーシャンに入ることを覚悟して、臨まなければなりません。
しかし 親の立場からは レッドオーシャンではなくブルーオーシャンをひた走ることが、楽で良いと思います。ゆっくりしっかり考えて、出来るなら楽して活躍されることを、親として祈念しております。
物事 始める前に苦労して、始めたら楽をする。こうでなければ楽しく日々を長く送れないかと思います。またサラリーマンで有っても同様です。他者と何で差を付けるか?と言うような「差別化」的思考をとると、生き方が狭まります。会社によって制度などが違いますので、そこから先の考え方は自分次第です。基本は自分が出来ることを中心に行動・思考することです。
価値観は多様なものと思いますので、常に周囲に目を向け 聞き耳を立て、自らの行動をフィードバック・修正する。人生は長い様で短いので、悔いなく元気いっぱいお過ごしください。