昨日 バイト先のパートナーと話す時間があった。彼の年齢は45歳 独身 バイトは副業で、日中は作業リーダー、トラックの運転手として働いているとのことである。おじさん 年金について聞かれたので答えたところ・・・厚生年金はそんなに少ないのと言われた。

彼の話から想像すると 残業なしだと手取りが18万円チョットと言うので 本給が25万円位と想像がついた。残業50時間位だろうから1500円/時間位で計算すれば7.5万円 税引きで加算が6万円位である。

これだと年収が(25+7.5)×12=390万円 ボーナスを加えれば、400万円台と平均的労働者である。

現在のままアルバイトを続け、バイト代を貯金・運用していれば、老後は楽勝じゃないと答えた。また結婚してDINKなら完璧ではと言ったが・・・。結婚して子供が出来たら 年齢的にはキツイ。会社も中堅として、それなりの意識・覚悟を求めて来る。40歳以降の決断は 本当の意味で人生の後半の生き方を決める。

年金金額

平均給与400万円で40年 厚生年金を掛ければ概算で月額14万円の年金を得れる。平均給与500万円で40年では 概算月額15万円の年金となる。これが現在の年金制度のあらましである。なお平均給与が1000万円近くでも概算月額20万円程度の年金となる。逆累進性が高いかたちである。

60歳になり、給与が20万円程になれば、1年で年金額が14,000円弱増えていく。70歳まで10年勤めれば年金額が月額1万円程増える。

厚生労働省『平成30年度厚生年金保険・国民年金事業の概況』によれば、厚生年金保険(第1号)受給者は3,530万人で、受給者平均年金は月額約14万6,000円(男性約16万5,000円・女性約10万3,000円)。計算に大きな誤差はないスライド制を入れればまだ減るぐらいである。

おじさんも理解している通り、「年金+α」での生活が求められていることは間違いない。手取り給料より 貯金をせずに老後に至ったら、極めて厳しい生活が待っていることは体験者として分かる。

生活設計

ネットで貯金関係記事を読んでいると、出来ない理由が「経済的余裕がない」が約3割、そして「将来より現在の生活が大切だから」が約2割、「なんとか暮らしていける」が1割と続いている。

単身者は節約に励めば、月数万円の貯金ができる。子どもを抱える世帯などは 貯蓄が難しいことが容易に理解できる。「経済的余裕がない」が3割超えなのも不思議な話ではない。「自助努力」と何度聞いてきた言葉だろう。人生100年時代と謳われる昨今 投資による資産形成も注目されているが、余裕資金があってのことである。

上記のように教条的に書かれていることが多い。そして次には 多くの評論は「貯めることすら難しい日本社会を直視・・・」と、この付近で思考を止めるパターンが多い。

おじさんに言わせれば、結論を自分の生活と切り離しても変わらない。お金の使い方から見直し、生活の仕方を再構成・構築することが重要であると思う。メリハリの利いた生活を安価に出来ないかを、最初に考えることと思っている。従って 万事人並み 人と同じである必要はない。この付近を考えるのが 真の生活設計と思っている。

最後に おじさん自営業時代は事業者としての税法上のメリットを十分使わせて頂きました。社会には一定のルールで動くものが多い。もちろん家族にも得た利益は還元してきたと思います。おじさんのように 自営業者として 税制など制度を合法的に利用するかしないかは個人の自由です。大事なことは「思考を止めるな!」です。

投稿者

おじさん

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