昨日 夕食時 自宅前の道路に面する家に高齢者の有無が話題になった。我が家は もちろん65歳以上が2人の高齢者世帯となる。前の道路が他の道路と交差する間にある家の数は30軒あり 2軒が空き家 7軒が駐車場・畑あるいは家を撤去した状態で実際居住している家は21軒である。18歳以下の子供がいる家は5軒 おじさんより高齢(65歳以上)がいる家は18軒 65歳以下のみは3軒である。

従って 介護ホームの送迎車は毎日のように、自宅前の道を走る。将来日本の縮図のようで大変である。よく考えて見ると 30歳から40歳代で独身が家族に含まれるのは4軒となり、彼らが結婚していれば18歳以下の子供がいる家はもう少し増えたかと思う。まあ現在何軒かの家の子らは、別の場所に暮らし同居していないので、結果は似たものかとも思う。

人口統計

最初に「65歳以上」を高齢者と確認しておきます。日本の総人口に占める高齢者人口の割合の推移をみると、1950年に4.9% 1985年に10%、2005年に20%を超えました。国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、2025年には30.0%、2040年には35.3%、2065年には38.4%にまで上昇すると見込んでいます。

日本の高齢者人口率は世界で最も高く、次いでイタリア(23.0%)、ポルトガル(22.4%)、フィンランド(22.1%)、ギリシャ(21.9%)と続きます。

国連の推計では最も高齢者率が高くなると予測されているのは、2040年 韓国で42.1%となり、世界一の座につきます。増え続ける高齢者を社会がどのように支えるか、深刻な問題であり続けることは確実です。

70歳以上 2791万人(総人口の22.2%)

75歳以上 1871万人(総人口の14.9%)

80歳以上 1160万人(総人口の9.2%)

85歳以上 618万人(総人口の4.9%)

90歳以上 312万人(総人口の2.5%) 

総務省によると、日本における65歳以上は、ざっと3617万人。総人口に占める割合は28.7%と、3.4人に1人は65歳以上という水準です。

就業と生活費

おじさんの引退理由の第一は老々看護。いろいろあったが、ばあ様にコロナ感染させた場合を考え、休業・即就業は辞退した。その際 声を掛けて頂いた会社にて 数人のコロナ患者発生があったことを知り、選択の判断に問題なかったと現在思っている。

生活と自分自身の充実度あるいは社会との繋がりを考えれば 働く魅力は大きい。子供3人を大学を卒業させるお金を負担して来た経済負担は大きい。余裕ある老後を送ろうとすればもう少し働いた方が良かったとは思う。社会との関わりの為にも何か考えないといけない。

内閣府による「老後の生活設計と公的年金に関する世論調査」では 多くの方が老後の期間を「10年間以下」が12.2%、「15年間程度」が24.1%、「20年間程度」が38.4%、「25年間程度」が12.2%、「30年間以上」が8.9% となっている。平均寿命までが大体の平均かと思う。

老後の生活設計について「何歳まで収入を伴う仕事をしたいか」の問いに対しては、「60歳前」が25.7%、「61~65歳」が30.7%、「66~70歳」が21.5%、「71歳以上」が16.1%と回答しているので、おじさん位が平均と思う反面 個人的には70歳まで行けるように思える。

生活設計における公的年金の位置づけは、「全面的に公的年金に頼る」が23.0%、「公的年金を中心とし、これに個人年金や貯蓄などを組み合わせる」が55.1%である。8割は「年金がなくては困る」ということである。もちろんおじさんも公的年金に大幅に頼っている。

年金暮らし

おじさんは夫婦両方が元気とまでいかなくても、そこそこの健康状態であれば 経済的には年金暮らしが出来ると考えている。なお 離婚あるいは死別すれば経済的に考えても、精神的に考えても 老後の生活は危うくなる。

総務省の「家計調査」(2019年)で「65歳以上世帯」に注目すると、高齢者世帯の「実収入」は世帯主が無職の場合で月額24万5374円。そのうち「公的年金」は20万2746円で、65歳を超えても年金以外に毎月4万円以上の収入を得ています。株式などからの配当金などもあるが、多くの方は70歳前後までは仕事をしているとおじさんは考えています。

一方で毎月の支出額27万3846円を引いた赤字月額は-2万8472円。つまり1年で35万円 20年で700万円近い赤字になる。それが現状で、「年金だけで暮らす」というのは大変なようです。ところが最新の総務省家計調査では約5000円/月の赤字に収まり、家計を絞めればなんとかなるようである。これだと1年で6万円 20年で120万円の赤字で収まる。

おじさんの暮らす「田舎の持ち家」を加味すればどうにかというところと思う。正直 都道府県別「年金受給額」では東京都と最下位県では 40万円/年位の地域差がありますので、何とかなると思っています。ダメなら住まいをモーゲージの対象にすれば何とかなると考えています。

ここは奥さんの頑張りに期待いたしましょう。散歩中によく会うおばさん75歳過ぎてますが、チャリをとばしてパートに行っている様です・・・その話を2日ほど前の夕食時したら・・・奥さんも行こうかとのこと。「占めこのウサギ」心強いことです。メモメモ!

「平均寿命の伸び、長生きが・・・リスクとなる」悲しい状況を伝える記事が溢れる。もう少し明るい記事はないのか?考え方がマイナー過ぎて おじさんついて行けない。