子供の頃 同級生の家が豆腐屋さんをやっていた。遊びに行くと「油揚げ」つまり「お揚げ」をたまに食べさせてくれた。
油から上がったのに 即 醤油の形である。「おばちゃん有難う」と言うと横から「元は小さい」と同級生が横から言っていた。
近所の豆腐屋さん 同級生は後を継がずにサラリーマンとして勤め、片親のなくなると同時に店は廃業した。
家ではオーブンで焼いたものが出される。ネギ,醤油と見た目は良くなったが、昔 食べたものには及ばない。
奥さんも がばっていると思うが お揚げが違うとしか言えない。
きつね
うどんと稲荷寿司3個 普段からよく食べるパターンである。
関西圏のため 稲荷寿司 お揚げの小さい四角を斜め半分に切って三角で使う。
もちろんお揚げは 煮しめてあり、ごま,人参などの入った酢飯を開いたお揚げに詰める。
江戸を代表するの助六寿司のように四角のお揚げを長方形にして詰めることもない。
助六寿司 実を言うとおじさん 熱いかけ蕎麦と助六(巻きずし&稲荷)の組み合わせも好きである。
稲荷神社
稲荷神社とくれば 京都の伏見稲荷大社である。朱塗りの楼門 豊臣秀吉が母の病気(キツネつき:今の精神病であるが高齢による痴呆では?)平癒のため 建立と案内されている。
横をすり抜けて登る。後は参道の千本鳥居は有名過ぎる。
稲荷神社の稲荷の由来は「稲成が転じて」と言われている。キツネがネズミを捕り豊作への助けとなる。
着いたところが 「おもかる石」で有名な奥社奉拝所。
おじさん登ったのはここまで それ以上のご案内はご遠慮申し上げます。本殿から20分位なのでここらが限界です。
そういうことからキツネが神獣となったとの説を読んだ。
格式から言えば 稲荷神社で式内社は伏見稲荷だけと記憶している。伏見稲荷が稲荷神社の本家本元と言うことである。
式内社とは延喜式内社と言うのが正式の言い方である。
延喜時代に国家に認定された「式」に載る神社は 今も栄え格式が高いと言いたいところだが、調べると 時代から取り残された神社もあるので面白い。
衣笠丼
京都とくれば 衣笠丼がある。奥さんは知らなくて 京都の寺巡りの途中立ち寄った小さな食堂で食べてみればと勧めたがダメでした。
奥さんに限らず 男性女性区別なく 年取るほど言うことを聞かない。
衣笠丼(きぬがさどん)とは、甘辛く炊いた油揚げと青ねぎを卵で綴じ、飯に乗せた丼物である。
なお理由は分からないが「信太(しのだ)丼」と呼ばれることもある。
京都発祥のご当地丼とされるが、中身は大阪で食べられる「きつね丼」と同じであり、京都固有の呼び名だけと考えている。