昨日 事務所の玄関先にキジバトがいた。近づいても逃げず、よく見れば巣立ったばかりの幼鳥であった。

昼からカラスが近所を飛び回っていたので、巣立ち直後に襲われそうになったのかも知れない。

■分類

幼い顔つき

別名ヤマバト ハト目ハト科キジバト属に分類される。 

全長約33cm 体色は雌雄同色で茶褐色から紫灰色。翼に、黒と赤褐色の鱗状の模様がある。

頚部側面に青と白の光沢のある横縞模様がある。

和名の由来はキジの雌に体色が似ていることが由来とされる。

■生態

平地から山地の明るい森林に生息するが、都市部でも普通に見られる。

樹上に小枝等を組み合わせた皿状の巣を作るが、古巣を利用することも多く、人工建築物に営巣することもある。

このため野良猫などの獲物になることも多い。

雄の鳴き(さえずり)声はかなり特徴的である。

「ホーホーホッホー」「テーデー ポッポー」と表現される。主に早朝に鳴いている。

田舎住まいなので おじさんの自宅前の電柱で毎朝 鳴いている。

巣が近いところにあるのかもしれない。

食性は雑食で主に果実や種子を食べるが昆虫類、貝類、ミミズ等も食べる。

繁殖期はほぼ周年で、1回に2個の卵を産む。抱卵日数は15 – 16日。抱卵は夕方から朝までの夜間は雌、昼間は雄が行う。雛は孵化後、約15日で巣立つ。

巣立ち直後?

■狩猟

日本においては鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律の元で狩猟鳥に指定されている。

ヤマバトという別名のとおり、かつては山岳地帯に生息し、めったに人前に姿を現さなかった。

1960年代に都市部での銃猟が制限されるようになってから あまり人間を恐れなくなった。

おじさんが子供の頃は空気銃(エアライフル)で仕留められる最大サイズであった。

おじさん達の世代の多くは ヤマバトに対して、ハンティング(食べること)からバードウォッチングまで 振れ幅の大きい中で育った。

空気銃は所持許可などすべてが緩かったので、子供でも打ったりしていた。

おじさんも 実際打ったことがある。当たりはしたが・・・ほとんどは当たり所が良く?・・・飛んでいった。

後年 これがガス銃などに進化。キジまで倒せるまで進化すると「所持許可問題」が発生した。

同じような時代の移り変わりの中で、小刀「肥後守」同様 空気銃も回りから自然消滅していった。

投稿者

おじさん

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