「せんだみつお」と云う芸人 自分の芸名を決めるのに「お前の言うことに本当のことが 千に三つほどだ」と言われたことがキッカケだったと聞いた。
最近中国 深センが第2のシリコンバレーと言われているとの報道を見ていて思った。
色々な人間がアイデアを持って集まり刺激し合って更なるアイデアに進む。
当たるか外れるかはわからない。
やってみることが大事。やった結果、悪い点も分かり先に進むというような内容であった。
おじさん日本に決定的に不足してるのは「これだよな」と思う。
失敗恐れ過ぎて・・・前例踏襲・・・大過なく・・・サラリーマンそのものだ。
事業は「千三」となるのが当たり前なのにと思った。
■起業なんてそんなもの
中小企業庁の白書によれば
起業1年で個人事業主は廃業率約40%、法人は廃業率約20%
起業5年目で廃業率は個人事業約75%、法人で50%
起業10年で全体の廃業率は90%を超える
おじさんの会社は25年以上続いたけれど・・・「コバンザメ」「ペーパーワークカンパニー」だから続けられたと思っている。
事業とその拡大を考えれば「利益率」「事業拡大」「人的選択集中集積」「資金調達」「競争相手の出現」などを考えないといけない。
当初うまくいったとしても 業態業務拡大時もうまくいくとは言えない。
それだから「素早く 試してみること」が大事と思う。
工学などではスケールモデルで実験して そのモデルの良しあしを判断する。
アイデアだけで実物を作り失敗した際は、お金を突っ込み過ぎて 再チャレンジが出来なくなる。
飲食業の多くがこれに当たるケースが多いかなと思う。
極端な話 店舗あるいは会社を維持するのに必要なのは「運転資金」のみ。「運転資金」さえあれば潰れない。
従って大事なのは「利益率」。資本調達,借入金に頼らず維持するには 適正な利益を確保しないといけない。
お客様の満足だけを考え過ぎて、利益を安価にし過ぎると ダメになり易い。
■レガシー
アメリカの民間宇宙開発 アポロ時代のケープカナベラルなどの実験打ち上げ施設という過去のレガシーを民間に開放している。
現状の経過を見ると成功していると思う。
民間が一から作るとなれば大変だが、古いものを使えるのは 相当のコストダウンになる。
事業は個人のカリスマ性あるいはアイデアだけではいけない。
如何に見込んだ事業の成長力に維持力を加え、資金力などを集中 あるいは投資を受ける支持力 を持つことが重要と思う。
また アメリカの宇宙開発のように従来引き継がれてきたレガシー環境を、バトンタッチしてくれるなど 事業継続は組織するものがワンチームでなければ進まない。
おじさんも父が使っていた事務所を 起業当初は利用させてもらった。古い建物であったが 家賃0円は起業直後のおじさんにとってはありがたかった。
比較が出来ないことを並べて・・・と思うが、夢を追いかける思いは同じである。・・・ご容赦いただきたい。