貧乏が染み着いているんでしょうか。
若いころ頃 黒沢明とロスプリモスの曲に「ラビュー東京」と言うのがありました。
おじさんたち30歳過ぎ そろそろ全体を見渡せる余裕のある係長クラスの社員でした。
冗談交じりで「東京」を「貧乏」に替えてカラオケで歌ってました。
今検索すると YOUTUBEにあるようなので 時間があればご視聴ください。
いつまでも私 貧乏しているの・・・・・・・・貧乏 貧乏 涙の貧乏♪
■小心者のバブル
貧乏 貧乏と言いながらバブルの末期でした。
会社が接待費で落としてる店で ママさんにお願いして 勘定を上司達の接待費に紛れ込ませてもらいました。
何時もとはいけません。
おじさん達も小心者でしたので半分ぐらいでしたか・・・お願いして変えていました。
今となっては 時効なので言いますが・・・それは楽しい時代でした・・・今じゃ犯罪レベル。
一応部下のお姉様&お嬢様達の「焼肉食べたい!」「寿司食べたい!」などのリクエストにもお答えしていました。
「赤信号 みんなで渡れば怖くない」
経費伝票の起案は 先のお姉様&お嬢様達とおじさん 上司確認は出張などの不在を利用して・・・適当に流しておりました。
上司達もお店で 「つけの請求書」にサインを嫌がりました。
そこで 中間のおじさん達がサインしていたため、全体の整合性に違和感がなかったのが根本原因です。
■変わったよね
昨今のサラリーマン事情をTVなどで見ると おじさんのサラリーマン時代と違う。
社会もしくは会社の考え方の厳しさレベルに愕然とする。
おじさんなどは 貧乏と言いながら奥さんから小遣いを貰えないだけの貧乏でした。
趣味などお金を使えないが 立場上 課内あるいは部内のコミニケーションの費用を会社に負担させるくらいは可能でした。
昔の会社には懐の深さにも似たものがありました。
そんな中を過ごしたおじさんも 似たような会社運営をしました。
会社の納税は 原則 売上から費用(つまり税理士が認めたもの)を除いて税金を計算します。
税金で払うより 社員みんなが楽しく出来る方が良いと思ってました。
このあたりが会社が成長せず それなりであった原因の一つかとも思います。
■もっと貧乏
昨年末 社員パートさんも親を見る年齢となり、自主退職等で自然に人員整理も終わりました。
オマケに 本年3月からコロナによって仕事量が激減で 先の見通し不明になりました。
数年すれば 消費税についてもモラトリアムが求められるようです。
個人でやっておられる方への外注費などの消費税の取扱いに 困る見通しとなりました。
無理して、自社の利益 削って・・・と言う事態が見えてきました。
おじさん 年金支給を受けられる歳なので、そろそろ会社は休業しようと決意した次第です。
今年度の決算も無事完了し 赤字! 納税しましたので、適当な時期に「休業申請」します。
毎年 税務署に「届」を出して 10年もすれば 裁判所の職権で会社を 潰してくれます。
調べましたら 会社としては税金の負担も無いようです。
裁判所の職権での廃止に「片手」万円ほどは掛かるようです。
今 司法書士にお願いして潰すと30万円程掛かりますので、休業の方がメリットありです。
10年程 税務署に書類を出すのが億劫ですが、「もしかも」と思い楽しむつもりです。
休業中 子供が脱サラして会社を利用したいとか おじさんにまとまった受注と気力が あれば復活させます。
復活の確率は低いです。・・・昔風に言えば「老兵は去るのみ」というところでしょうか。
今より一寸 いや・・・・もっと貧乏になるだけです。
■ここで退けるのは幸せ
最近 友人あるいは税理士と話していて「潰せない会社」が多くなっている。
現状で「休廃業することが出来る」のがうらやましいと言われました。
現在 金融関係は貸出先を求めてますので、銀行から借り入れて事業継続も可能とは思います。
しかし・・・継続すれば 嫌でも、安くても 仕事見つけて来ないといけません。
それもツライ!
現状 銀行の借入なし! 関係からの受取手形なし! なので自分の意志のままに出来る・・・幸せ感じています。
おじさん 年明けまでには年金生活をはじめる予定にしました。
試算したら老後資金が十分じゃないので 老後破産しない様に奥さんに頑張ってもらいます。